コラム
海のふれあい教室「砂浜で生きものを探してみよう(西津浜)」を開催しました。
2023年7月29日(土)、10月14日(土)小浜市の西津浜において、海のふれあい教室「砂浜で生きものを観察しよう」を開催しました。
この講座は若狭高校の生徒たちが中心となって続けてきた調査を学外の人にも関わってほしい、知ってほしいという思いで始まりました。このため、ほかの講座とは一風変わった形となっており、若狭高校ダイビング部の生徒さん、福井県立大学海洋生物資源学部の学生さん(若狭高校卒など)たちが先生となって講座を進めます。彼らは海の生きものにとても詳しく、将来はこの中から研究者や飼育員になるような人も出てくるかもしれません。
講座が始まると、学生さんたちの声かけのもと浜辺に向かい、砂浜の生きもの調査を行いました。桁網(けたあみ)と呼ばれる大きな網をひいて、生きものたちを捕まえます。捕まえたあとは実験室に持ち運び、学生さんたち指導のもと、種名を調べたり、数や大きさを記録していきました。記録を集計後、学生さんや講師の富永教授より、今回見つかった生きものたちのことや、小さな魚たちにとって砂浜がどれだけ大切な場所なのかということを教えていただきました。
参加者からは、「海の生き物がすみやすくしたいと思いました。」、「たくさんの生きものが見られるよう、自然環境を守る活動、研究が進んでいく事を願っています。」などの感想を頂きました。砂浜で見られる生きものは季節によって移り変わります。例年は春、夏、秋の3回、本講座を開催していますので、皆様のご参加をお待ちしております。
【発見された主な生きもの】
春:(荒天中止)
夏:ヒメハゼ、ヒモハゼ、スジハゼ、シモフリシマハゼ、ヒイラギ、タツノオトシゴ、アンドンクラゲ、エビジャコ、ヨコエビなど
秋:ヒメハゼ、ヒイラギ、ヒラメ、エビジャコなど